❑浄土真宗本願寺派 高岡山松隆寺

★はじまり

 

当山の開基誓円は、嵯峨源氏の流れを汲む渡辺氏の末孫で、仏門に帰し、上村高岡山正法寺で禅を学んだと云われています。後年、織田信長の法難に遭い一時衰えましたが、その後、真宗に転じ、山を下り中村の地にて仏閣を建て、松隆寺と号したのが当山の初代誓円法師であります。

その年号は不詳ですが、誓円法師の没年は天正5年(1577)3月19日であり、現在より470年余り前になります。



★つながり

  1 世   誓 円  天正5年(1577)  3月19日寂 
  2 世   円 乗   文禄2年(1593)10月18日寂
  3 世

  教 円

 慶長6年(1601)  1月21日寂

  4 世   誓 玄

 元和元年(1615)  3月19日寂

  5 世   徳 円  元和4年(1618)  8月10日寂
  6 世   徳 玄  正保3年(1646)  2月  9日寂
  7 世   俊 誓  貞享4年(1687) 1月22日寂
  8 世   秀 計  享保19年(1734) 1月24日寂
  9 世   素 閑  明和8年(1771)  9月11日寂
   10  世   大 円  文政8年(1825)  3月15日寂
   11  世   大 淋

 弘化2年(1845)  9月27日寂

   12  世   大 運  明治21年(1888)11月  2日寂
   13  世   大 英  明治35年(1902)  4月24日寂
   14  世   俊 優  昭和18年(1943)  8月  4日寂
   15  世   瑞 俊  平成27年(2015)12月21日寂


★沿革(えんかく)

・享禄4年(1531)

阿弥陀如来木像本山より下附

・伝来不詳

親鸞聖人御影

・享保19年(1734)

梵鐘製作

・寛政11年(1799)

蓮如上人御影下附

・文政3年(1820)

平水鉢設置

・明治8年(1875)

本堂再建(鬼瓦銘は嘉永年間)

・明治24年(1891)

鐘楼改築

尊像は享禄4年2月6日 証如上人(第10代宗主)より下付されたとの裏書きありといわれている。

梵鐘の製作年は、大安町内最古と云われている。

願主は素閑(9世住職)。

平水鉢は境内に設置されているが、屋根のある建物はない。